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有限会社
日刊板紙段ボール新聞社

東京都文京区湯島4-6-11
湯島ハイタウンA-509号
TEL.03-5689-0121
FAX.03-5689-0120
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板紙・段ボール産業の総合紙。
紙器・段ボール企業を中心に機械・資材メーカーなどの動向をはじめ、箱を使うユーザーの動きも網羅。各種統計の分析なども充実。

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日​刊​板​紙​段​ボ​ー​ル​新​聞​社​
 

コラム 段談

   


                


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3月17日付
▼『業界の歴史的偉業』なのか『取るだけ取ったから後は上げるだけ』なのか。レンゴーが1日に発表した段ボール製品単独値上げに対する周りの反応だ。取り巻く環境は物流問題をはじめ労務費、環境対策費等々、コストアップが山積みしている。これは業界人なら誰でも理解している。しかし『今が程よい状態』(ボックス)にも関わらず3回目の値上げを、しかも主原料の上昇が無いにも関わらず、単独で挑む事に戸惑いを隠せない会社もある。『先に上げるべきユーザーがある』『オーナー系は最後の最後に動くか動かないか、そんな感じがします』(中小段メーカー)なのだ。
▼それでも記者は偉業だと認識する。物流問題一つ取っても『数円は頂かなければあわない』(ボックス)と言う。労務費を見ても、高くなる初任給、毎年キチンと昇給していかなければ離職してしまう。どんどん上がる人件費、他産業との人材奪い合いに勝つためには、今の業界平均利益率では太刀打ちできない。レンゴー以外の大手は必ず追従するとみていたが、4日トーモクが打ち出し、6日にダイナ、続く会社の名前もあがる。『業界全体で動かなければならない案件』『せっかく流れが出来た』である事は間違いない。量を減らし続けた中小やボックスには不安、疑心暗鬼が根付いている。払拭するためにも、やると決めた企業は行動で示して欲しい。(山)
 
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