板紙・段ボールから印刷紙器までを網羅した専門新聞社です

　コロナがあけて人出は増えたが需要に陰りが出てきた段ボール業界、その中で地場に根付き独自のスタイルを貫くのが創業明治３３年の㈱桐原容器工業所（広島市）だ。前期は主要顧客の好調もあり売上げ、収益ともに大きく伸び、利益率は８％台を確保した。その根源はケースにこだわらず段ボールで製品を包み込む独自のスタイルにある。桐原真一郎社長は『お客さんの購買モラルも変わった』『原紙の値上がり分はしっかり認めてもらった』とし、引き続き運賃コストアップ分に挑む。生産設備は夏に新型ＦＦＧを導入、長期的には新工場建設も視野に入れる。